ジャンルや、事実の有無は問いません。要は最高に怖けりゃいいんです。創作も歓迎です。
【重要】煽り・荒らしは徹底放置・完全無視が基本姿勢。反応するあなたも煽り・荒らしです。 過剰な自治も荒らしです。
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【重要】長文を投稿する時はメモ帳等で全部書き終えてから一気に投稿しましょう。携帯の人もそれなりに配慮しましょう。
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○「あまり恐くないかも」「書いても良いですか?」等の前置きは全然いりません。 あまり怖くない話もいりません。
余り怖くない話と思うなら「ほんのり怖い話」スレへお願いします。
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引用元: ・死ぬほど洒落にならない怖い話を集めてみない?112
間引き、口減らし、などなど日本古来のダークな歴史にはとっておきのオカルト話がてんこ盛りだねぇ。
「かんひも」のAです。
>>230
ありがとうございます。
でも、さすがに土日のたびに、
母の実家に行くわけにもいかないので・・・
また、何かわかり次第ご報告します。
代わりといってはなんですが・・・
うちの爺ちゃんがらみの話しを一つ、手土産に。
GJ!面白かった
「かんひも」事件の時までは、
あまり母の実家へは遊びに行かず、
爺ちゃんともそんなに会うことはありませんでした。
しかし、事件後、
ミーハーな僕はあの時の爺ちゃんを格好いいと思ってしまい、
ちょくちょく遊びに行くようになっていました。
中学1年生の夏。
僕と爺ちゃんは二人で県内のキャンプ場へ、
キャンプをしに出かけました。
しかし、わりと有名なキャンプ場だったせいか、
ものすごく混んでいました。
「これじゃ、町におるんと変わらん」と
爺ちゃんが駄々をこねるので、
そこからさらに林道を奥へと入って行きました.
当時、爺ちゃんは65才くらいでしたが、
まだまだ現役バリバリで、
テントや諸々の入ったリュックを一人で担いで、
どんどん奥へと入っていきました。
「→坊泊(ぼうどまり?)」という看板がありました。
矢印の方へ行くと、ちょっとした川原に出ました。
僕らのほかには、人は誰もおらず、
「きっと坊さんがここに泊まったんじゃのー」
爺ちゃんはご満悦です。
気に入った僕らは、
そこにテントを張ることにしました。
「かんひも」以来、
多少霊感?というようなものが芽生えた僕ですが、
その時は何も感じず、
逆に神聖な雰囲気に、すがすがしい気分を味わっていました。
川で釣りをし、
夕飯にカレーを食べ、
爺ちゃんは晩酌をし、
ゆっくりと夜はふけていきました。
いろいろと学校の話しや、男同士の話しをして、
気が付くと夜の11時を回っていました。
僕と爺ちゃんは、テントの中に入ると
それぞれ持ってきた寝袋にもぐりこみました。
程よく酔っ払っている爺ちゃんは、
すぐに寝息を立てはじめました。
慣れない山登りで疲れていた僕も、
すぐにウトウトと眠りに落ちていきました。
どのくらい経ったでしょうか?
僕はふと目を覚ましました。
「・・・・・!?」
起きると同時くらいに、背筋にヒヤっとした感じがありました。
首の付け根から、尻にかけて、氷でなでられるような
いやな感触です。
「かんひも」以来、怪異を体験するたびに感じる、
前触れみたいな感触です。
「爺ちゃん、爺ちゃん」
僕は慌てて爺ちゃんを起こそうとしましたが、
酔って寝ているせいか、爺ちゃんは微動だにしません。
そうこうしている内に、外で何か音がしました。
「・・・・・・・・・チリン」
何か、鈴の音のようです。
僕はパニックになりながら、テントの中を見回しました。
「・・・・!!」
その日は煌々と月が光っていて、
外の様子がテントの壁に照らされていました。
テントには、笠をかぶった坊さんでしょうか。
よく、お遍路さんがしているような格好の
影が映っていました。
そしてその影が、テントの周りをゆっくり
回っているのです。
外は砂利なのに、足音はまるでしません・・・。
「やばい、やばい・・・、ちょ、爺ちゃん!」
僕は泣きそうになりながら、
爺ちゃんを起こそうと必死でした。
なにやら、ぼそぼそとささやく声が聞こえてきました。
さっきより、影が近づいているようでした。
僕はもう怖くなって、寝袋にもぐりこみました。
「なんまいだぶ、なんまいだぶ・・・」
必死になって、よく知りもしないお経を必死に唱えていました。
どのくらい経ったでしょうか、
気が付くと外からは何の音も聞こえなくなっていました。
「・・・・・?」
僕は恐る恐る寝袋から顔を出しました。
もう、テントには何も映っておらず、
音も聞こえなくなっていました。
「良かった~」
僕は安堵で涙が出ました。
中からチャックを開けようとした時です。
「・・・チリン・・」
鈴が聞こえました。
「・・・!」
手が何かに触れました。
冷たくて、なにかごつごつしたもの・・・・。
僕はよせばいいのに、恐る恐る寝袋の中を覗き込みました。
「——————-!!!」
そこには、
目は抜け落ちて、眼窩がぽっかりと空いた、
骸骨に皮を貼り付けたような、
土色の肌をした坊主がいました。
顔の皮膚のそこら中、
風化したかのように黒ずんで、
穴が開いて中が見えていました。
「あうあうあうあうあ・・・・・」
僕は恐怖で声も出ませんでした。
坊主は、唇の欠けた口で
ニイィと笑いました。
坊主はそう言うと、
僕の頭をがしっとつかみました。
「わああ!」
そのまま、僕は寝袋の中に引きずり込まれそうになりました。
なぜか、寝袋のくせに底なしになったかのようで、
そのままどこかへ連れていかれてしまいそうでした。
その時です。
「ぬしゃあ!!うちのAになにしよる!!」
隣から爺ちゃんのものすごい怒鳴り声が聞こえました。
同時に、体が一気に楽になり、
僕はそのまま気を失ってしまいました。
次の日、目が覚めると、
爺ちゃんはすでに起きていて、
朝のスープを作っているところでした。
爺ちゃんに昨日のことを聞くと、
全く知らないとのこと。
ただ、僕が知らない坊さんに、
無理やり連れていかれそうになっている夢を見たそうな。
あわてて山を降りました。
帰り道、キャンプ場の管理人さんに、
「坊泊」について聞いてみました。
昔、冬のある日、旅の坊様がこの村を通ったとき、
隣村へ通じる道を村人に尋ねました。
村人は、冗談で山に通じる嘘の道を教えたそうです。
きっとすぐ、だまされたと思って帰ってくると・・・。
しかし、真面目な坊様は、
村人に教えられたとおり、どんどんどんどん、
山奥へと入っていってしまった。
次の日、坊様が帰って来ないことを知った村人は、
村の若い衆と、山の中へ坊様を探しに出かけた。
かなり奥に入って行くと、例の沢に、
凍え死んだ坊様の遺体があったと。
少しでも寒さを凌ごうとしたのか、
首から下は雪に埋もれていたそうです。
あれはその坊様の霊なんでしょうか・・・。
そして爺ヤンGJ!
まだまだプチ霊体験あるんでねぇ?
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